筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

トリガーポイント研究所の設立

 加茂淳先生(石川県小松市)との出会いで、トリガーポイント治療を積極的に整体治療に取り入れた結果、痛み治療は飛躍的に進歩を遂げました。今までよりも短期間に治癒して行く方が増え、それと共に手術を勧められている方や重症の患者さんが多く来られるようになりました。

私の十年は何だったのでしょう・・・

これはトリガーポイント・エクササイズ教室に来られた60代の女性の言葉です。とても印象的でしたので忘れることができません。

この方は10年ほど前から膝が痛くなり、やがて正座が出来なくなってしまったそうです。とにかく早く治りたくて、整形外科、整骨院に毎日のように通い治療をしていただいたのですが、痛みは治るどころか徐々に悪くなって行きました。しかし治るどころか、いよいよ痛みが強くなって来たため、お友達の紹介でトリガーポイント・エクササイズ教室に来られたのです。

90分のエクササイズが終わった時、この方は正座をする事が出来るようになっていました。痛みが無く正座が出来るようになった喜びと、短時間で痛みが無くなった事への驚きが表情に表れていました。そして「治療に通い続けた私の十年は何だったのでしょう・・・」とつぶやくように言われました。

トリガーポイント・セラピーやトリガーポイント・エクササイズで痛みが楽になった方は、「もっと早くこの治療法に出会いたかった」「なぜこの治療法が世の中に知られていないのですか?」など、みなさん同じような感想を話されます。

「仕事が続けられなくなる」「痛みと先が見えない不安で気分が落ち込む」など「痛み」は人生の質を変えてしまいます。ですから「痛み治療」は的確に行われる事がとても重要です。

トリガーポイント研究所の設立を決意する

トリガーポイントが起こす症状は痛みやしびれ感だけでなく多岐に亘りますが、不定愁訴、自律神経失調症などと言われる原因がはっきり分からない不調感もその一つです。痛みや凝りもつらいものですが、「めまい」「吐き気」「怠い」「疲れやすい」という不調感も耐え難いもので、これらの症状も「人生の質」を低下させます。

トリガーポイントが起こす様々な症状を筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼びますが、この事を知っている医療機関や治療家が少ないことは、痛みや不定愁訴で困っている方にとって、とても不幸な事です。

「もっと早くこの治療法に出会いたかった」「なぜこの治療法が知られていないのですか?」という声を聞くたびに、これは何とかしなければ・・・・という気持ちが高まって来ました。そして、2009年5月に「トリガーポイント研究所」というボランティア組織を設立し、トリガーポイントの事を多くの方に知って頂き、「痛み治療」が的確に出来るようになるための活動を始めました。

 トリガーポイント研究所⇒

ramtha / 2010年7月4日