7月のトリガーポイント・セラピー講座のテーマは次の3つでした。
前回の講座が終了した後、京都講座に参加されている「江原鍼灸整骨院」の江原先生から、説明した内容について確認のメールを頂きました。的確なご質問で、私の説明で不足していた点がよく分かりました。 そこで、今回のテーマの一つとしてこれまでの内容をまとめる事で、皆さんの理解を深めて頂く事にしました。
①身体をユニットとしてとらえ、全体治療をする方法(カーペットクリーニング理論)
②連鎖の見方とらえ方(親ガメこけたら皆こけた理論)
季節の変わり目はぎっくり腰など急性腰痛の方が増える傾向がありますが、6月~7月に掛けては湿度や気圧の関係もあるのでしょう、急性腰痛でも重症の方が多いように感じます。これも本講座に参加されている「白雲堂鍼灸整骨院」の谷山先生からのご質問がありましたので今回のテーマとしてとりあげました。
急性腰痛の治療シーン(京都市南区の「平川接骨院/鍼灸治療院」にて・・・)
運動分節-筋(トリガーポイント)-皮膚-骨膜点-内臓機能は互いにリンクし影響し合っています。従って内臓機能が低下した場合、その機能が回復しないと筋(トリガーポイント)に対する治療効果は半減します。 特に長年痛みを抱えておられる方は内臓機能の低下をきたしていることが多いので、場合によっては筋(トリガーポイント)への治療よりも内臓機能障害の回復が優先される事があります。この事は痛み治療ではとても重要な事で、治療への反応が悪い方、治療効果が長持ちしない方などは内臓機能のチェックが必要です。
ramtha / 2010年7月14日