連日テレビ画面を賑わしたスポーツ競技国際大会リオデジャネイローオリンピックが終了した。大会の旗が、次回の開催地東京の小池百合子都知事に手渡された。
ところで「オリンピック」という言葉は子供の頃から聞き慣れた言葉だが、改めて広辞苑を開いてみると次のように説明している。
オリンポス=ギリシャ北部テッサリアとマケドニアとの境界にある峻峰。オリンポス十二神を初めとするギリシャ神話の諸神が住んだという。高さ二九一メートル。
オリンピック=(オリンピアの意)①古代ギリシャ人がオリンピア祭に催した運動・詩・音楽などの競技大会。紀元前七七六年から紀元三九三年まで、四年ごとに開催。古代オリンピック。②国際オリンピック委員会(IOC)が四年ごとに開催する国際的スポーツ競技大会。第一回大会は一八九六年(アテネ)。一九二四年以降、別に冬期大会も行なわれる。国際オリンピック大会。
オリンピア=古代ギリシャ、ペロポネソス半島北西部エリス地方にあった都市。ゼウスの神殿があり。宗教の中心地。オリンピック競技発祥の地。
オリンピアード=オリンピア祭と次のオリンピア祭との間の四年の時期。紀元前七七六年来、古代ギリシャ人はこれを基準として年代を数えた。
これを見ると、オリンピックは随分古い歴史を有するもので、これが今日のような世界各国が競って参加する国際大会となったのは、ギリシャを文明発祥の地として尊崇する、欧米人の根強い思想が根底にあるものと思われる。
いずれにしても、他者を圧倒して力を誇示したい人類の本能が、武力によらない競技によって発散されることは好ましいことで、永久に続けて欲しいものである。
出来れば毎年世界各地で開催化されることが望ましい。世界の多くの若者たちが一カ所に集い、人種を超えて交流し互いに相手を理解しあうことは、何にもまして世界を平和に導くに違いない。オリンピックにかかる費用はそれぞれの国の軍事費から捻出すれば、それだけ戦費が削られ、平和に貢献すること間違いなしだ。
ramtha / 2016年9月13日