以上、今回落合氏から頂いた資料で、今まで知り得なかったご先祖のことをずいぶん知ることが出来た。しかし、百年以上も昔のことでは、まだまだ分からないことが沢山残っている。
それでも、落合氏のエッセイに触発されて、夫婦して遠く函館・松前・江差まで出かけ、先祖の足跡を訪ねた今回の旅は、この上無く楽しく充実した旅であった。
私はいずれ遠からず冥土で、雄三をはじめ先祖のみなさんに会うことになるが、その時の話題が沢山出来たと思っている。
こんな楽しい思い出を作り得たのも、上磯の落合さんはもとより、松前の久保さん・江差の宮原さんや旅先でであった北国の人の暖かい人柄によるものと、心から感謝している。
「みなさん本当にありがとうございました。」と申し上げて、筆を擱く。(平成十七年十月)
ramtha / 2016年10月9日