痛みはつらいものです。
特に夜などに急に痛み出すと
自分で対処するしか無く、不安も相まって
さらにつらいものとなります。
患者さんや生徒さんから
「痛みが辛いときは鎮痛剤を飲んで良いですか?」
と、よく聞かれます。
鎮痛剤の副作用や習慣性を不安に思われるからでしょう。
確かに鎮痛剤には功罪がありますが
とりあえず痛みを取り除く事はとても大切なことです。
ですから、
「辛いときは飲んでください。痛みが楽な間に身体を整えてください」
とお話しします。
また、「鎮痛剤入りの湿布と温湿布はどちらがいいですか?」
と聞かれる事もあります。
これについては次のような研究があります。
Scott F.Nadler博士らの研究によりますと
急性腰痛の短期治療においては、
温湿布が鎮痛剤よりも有効であったと報告しています。
また、Adam Lloyd博士らの研究でも、
急性腰痛の治療では温湿布に優れた有効性があり、
鎮痛剤の使用に関連する欠点を考えると、
温湿布に軍配が上がるとしています。
【鎮痛剤の罪】新潟大学教授 阿保徹先生の講演より
(前略) 胃潰瘍も十二指腸潰瘍も潰瘍性大腸炎も床ずれ(褥瘡)も
統一した概念で理解できるのである。
こういった組織破壊は交感神経緊張持続による
顆粒球増多と血流障害が統一因子であり、
①精神的ストレス
②過労や不規則な生活
③消炎鎮痛剤の長期使用
④細菌感染
⑤消耗 などの個別の原因があるのである。 (後略)
ramtha / 2009年8月4日