筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

トリガーポイント・エクササイズ

私がボランティアで運営しています「トリガーポイント研究所」には、全国の方からさまざまなご相談が寄せられますが、トリガーポイント治療を行っているMPS研究会所属の医療機関は全国で18ヵ所と数が少なく、ご紹介しても「遠くて行けない」という方が多いのです。

そこで症状やこれまでの経過などをお尋ねすることで、原因となる筋を推定し、それを緩める為のエクササイズをお伝えしています。 メールではなかなか伝わりにくいのですが、それでも対処法が分かったという希望や安心感もあり、かなり楽になったというメールを頂くことがあります。

「腰痛」「肩こり」「膝の痛み」などは、トリガーポイント治療を行うと短期間で症状が楽になりますが、長年苦しんで来られた方は治癒力が低下していますので、治療への反応が悪かったり、治療効果が長続きしなかったり、すぐに再発するような事が多いのです。

そのような方はトリガーポイントの考え方に基づいた「トリガーポイント・エクササイズ」を行うと、治癒力が上昇し治療への反応も良くなりますし、治療効果も長続きするようになります。また何より、自分の症状を自分でコントロールできるという「安心感」が出てくるため、痛みや症状に対する「不安」や「恐怖」が減りますので、人生が明るくなってきます。

私たちの痛みやコリ、しびれ感などは、ヨガやストレッチングでも緩和しますが、身体をストレッチさせるだけでは弛みにくい筋や、ストレッチでは逆にトラブルを起こす筋もあります。そこでそのような筋は、先に指圧や等尺性収縮で弛める必要があります。このように痛みやコリ、しびれ感などを自己治療する場合は、トリガーポイント理論に基づいたエクササイズが必要です。

Ramtha Group のトリガーポイント・エクササイズは次のような内容で組み立てています。

  1. 脊柱の運動制限を整える⇒分節支配下のトリガーポイント、内蔵、皮膚などのトラブルを緩和します。
  2. 四肢を弛める⇒硬式テニスボールや肘、膝、指などを使って弛めます。
  3. 骨盤周囲の筋バランスを整える⇒等尺性収縮やストレッチングで筋バランスを整えます
  4. 胸筋などストレッチングではトラブルを起こしやすい筋を硬式テニスボールなどで弛めます。
  5. 等尺性収縮やストレッチングで全体を整えて行きます。

ramtha / 2010年7月7日