現在、歯科医や歯科衛生士の方を対象として、筋筋膜性疼痛症候群の講座を開催していますが、口腔関係の事を逆に学ばさせて頂いています。
先日熊本市のスガ歯科医院の管院長から、下記の書籍を紹介され読んでみました。歯科領域では器質的な異常が見あたらないのに、歯や顎などの痛みや不快感を訴える方が多くおられます。(詳しくは、以前に書きました「トリガーポイントと歯科心身症」をお読み下さい。)
このような事を背景として、器質的な問題ではなく、筋のトラブルといった「機能的障害」の視点で、痛みや不快感を治療しようとする動きが高まっているようです。
筋筋膜性疼痛症候群の視点で歯科領域のさまざまな愁訴を見ますと、トリガーポイントが引き起こした症状が多くみられ、トリガーポイントを不活性化する治療法で、「顎関節症」「口腔内の異常感」などが改善できます。
歯科領域で筋筋膜性疼痛症候群の視点が広まる事を期待したいものです。
ramtha / 2012年9月7日