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「麻生太郎選挙事務所」

麻生太郎選挙事務所に顔を出す。前回は野党であった自民党は政権奪還の目標があり選挙事務所も熱気があったが、今回は対立候補は共産党の新人女性一人と言うことで、事務所内の雰囲気も熱気が感じられない。
麻の実会(婦人部の組織)のご婦人方が十数名依頼の電話をかけているが、麻生OB会の役員は野見山さんと柴田さんだけで、はなはだ寂しい。私も親しい人に投票依頼の電話をするが、私と同世代の多くは冥土に行くか施設に入るかしているのだろう「おかけになった電話番号は使われていません」と言う返事が少なくない。

たまさか本人が出ると、久しぶりの電話に懐かしがってくれるのは良いが、長電話となり切り難い。またご主人を亡くされたご婦人も、長く勤めた亡夫の会社の知人からというので、大変喜ばれ、あれこれ昔話をされてこれも長電話となる。

そんなことで三時間ばかり勤めたが数はろくろくこなせなかった。しかしテープレコーダーを回しているようなマニュアル通りの投票依頼より、昔話や雑談を交えたお願いの方が効果があるのではと自己満足することにした。それと同時に緊張感を盛り上げるべく「安倍総理より一票でも多く」を目標に付け加えてお願いした。昼飯抜きの三時間はあっという間に過ぎたが帰宅してから疲れが出てすぐに寝床に潜り込んでしまった。

(平成二十六年十二月七日)

ramtha / 2015年5月27日