筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

六、追分そーらんラインを江差へ

六月十五日、松前七時五五分発の路線バスで江差へ。

一昨日走った函館~松前間の海岸線も、なかなか景色がよかったが、日本海の青い海を左手に見ながら松前から江差へと走る「追分そーらんライン」のドライブは、また一段と美しく素晴らしい。

この自助車道は海岸線より二十メートルばかり高い所を走っているが、旧道は波打ち際を縫うように、小さな漁村を繋いでいる。そこで、バスはしばらく快適な自助車道を走ったかと思うと、旧道へ下ってそれぞれの聚落に立ち寄り、乗客を拾っては、また自動車道へ戻る。

水平線の上に鳥影が見えてた。あれは何年か前、津波に襲われた奥尻島と思われる。
あの時、このあたりには、津波は来なかったのだろうか。聚落の間を通るとき、裏山へ向かう緊急避難路を示す標識がいくつも見られた。

高い自動車道の周辺に住めば安心だろうに、民家は下の波打ち際の旧道に沿って集まっている。漁業を生業とするかぎり、高いところでは不便なのだろう。

マイカーで上の自動車道を突っ走るのでは、津波の危険と隣り合わせに暮らしているこの聚落を見ることは出来ないに違いない。

やがてJR江差駅前で下車。明日はここから江差線列車で函館へ戻るつもり。時刻表を確認しておく。

昨日、松前教育委員会の久保さんから勧められたこともあり、明日は上磯町の落合氏を訪ねよう。駅前の公衆電話で、落合家に架電する。生憎不在だが、奥さんの話では夕方には帰宅とのこと。後刻改めて架電することとする。

ramtha / 2016年10月24日