筋筋膜性疼痛症候群・トリガーポイント施術 ラムサグループ

1月4日~6日

1月4日 晴れ

昼間は犬の運動、孫のキャッチボールの相手、草取りなどで過ごす。
午後四時スタート。中村橋-桂木学園-古野-一番食品-伊岐須小学校のコースを歩く。

(本日歩行 約6km)

1月5日 終日曇天

中村橋-上相田-大山-水祖神社-老人ホームいずみ園-清掃工場-帰宅のコース

(本日歩行 約6km)

1月6日 曇り後晴れ

午後1時スタート。今日こそ明星寺まで上ろうと思う。伊岐須小学校から伊川を経て坂の下、ここから先日と同じように大日寺への道を下る。

大日寺の路傍で農作業をする老人に尋ねると、建花寺、蓮台寺、大日寺、明星寺というのは、いずれもその昔、それぞれその寺名のお寺があったらしいが現在は無く、建花寺には安養院、蓮台寺には天照山光妙寺、大日寺には菩提寺というのがあるのみとのこと。明治の廃仏毀釈で一旦破壊され、その後控えめに名を変えて再興されたものであろうか。ことに光妙寺が天照神社の近くにあり、天照山と称していることに思いを致すと、そんな気がしてならない。

今日は兎に角地図の上に寺名の残る明星寺を訪ねてみよう。先日と同じコースを辿って、明星寺南谷部落から明星寺川沿いの坂道を上り、カラスウリの赤い実がいくつも下がる藪を抜けると、今建設中の広い道路に出る。その道路の向こうに明星池というのがある。池と称しているが、屋根で掩った井戸にすぎない。掲示されている説明書によると「土地の人は”ひやんけさま”と呼び、夏は冷たく冬温かく、干ばつでも涸れること無く、妊婦が飲めば安産に効用あり、いかつては明星寺部落に7才の男子が7人そろった時に清掃したが、明治8年を最後として7人そろったことがないので、現在は毎年4月7日に土地の人が清掃している」とのこと。

その池の横から108段の石段を上がると、太古を偲ばせる老木の中に荒れ果てた明星寺虚空菩薩堂がある。境内の碑に刻み込まれた縁起によれば「平寿山妙覚院と称し、1040年ばかり前、称徳帝の御代に創建され、その後荒れ果てていたのを750年ほど前、建久年間に浄土宗鎮西派の開祖聖光上人(鎮西上人)がこれを再建、当時は多くの伽藍塔頭が立ち並んで盛大な規模を誇るも、現在残るは虚空蔵堂、地蔵堂、薬師堂のみ」と記されている。正月のこととて境内は清掃され香華も供えられているものの無人、美しい鳥の声と梢をわたる風の音のみという佇まいである。標高はどの位にあるのだろうか、石段の上に立つと冬枯れの飯塚盆地が眼下に広がる。

先ほどの明星池の前を通る新道を上ってみるが、間もなく工事現場通行禁止の立て札がある。居合わせた作業員に尋ねたところ、舎利蔵へ通ずる新道となるとのこと。ここで引き返し、再び明星寺南谷部落へ下る。道脇の小川で大根を洗う農婦の姿が見られる。水はいかにも冷たそうだ。

南谷部落の中程で右へ上がる道があり、竜王山瑞雲寺への道標が出ている、その瑞雲寺たずねるべくその道を進むこととする。ぶどう畑の広がる高台の道をややしばらく辿ると”瑞雲寺登山口”と記した立て札がある”入り口”ではなく”登山口”とは些か奇妙なと思いながら、ぶどう園沿いの細い道を登ると、やがて道らしきものは無くなり、杉木立の中の登山道となる。

これから先どの位登らねばならぬか分からぬし、もう大分くたびれたので、今日のところは諦める。先ほどの登山口のところまで戻り、舎利蔵部落への道を下る。舎利蔵-椿-弁分-伊岐須とまわって、6時近くにようやく帰りつく。万歩計で3万強、約18km。さすがにくたびれ果てて、暫くは靴も脱がずに玄関に坐りこむ。

ramtha / 2017年9月11日