軽度の「うつ」や「神経症」といった軽い心の障害の場合、身体面からアプローチする事はとても効果があると考えています。一般的に「うつ」や「神経症」の治療として、「認知療法」「行動療法」「人間関係療法」などが用いられますが、ワークに参加して、家庭の事も仕事の事も忘れて90分間自分と向き合う時間を持つことは、それらに通ずるような効果をもたらし、とても大切な事だと思います。
心身一如ですから、「身体を病んだときは心を治し、心が病んだ時は身体を治す」と言われます。確かにワークへ参加された方々から、「ワークに参加するだけで元気が出てくる」「自分だけの時間を持つって大切ですね」という言葉を良く聞きます。
少々やる気が出ないときでも、まずワークに参加しようと家から一歩出るとそれだけで心が前向きになってきますし、ワークに参加されている方は全員、ご自分の心や身体を気持ち良くしたいと考えて来られていますので、その場の意識がその方向へ向いています。ですから場の力が落ち込んでいる気持ちを引き上げてくれます。つまり皆さんの力をお借りできるわけです。
また、ワークで知り合った方々との触れ合いの中で心が癒され、同じような体験をされた方のお話しを聞くことで勇気づけられます。そしてゆっくりとしたリズムの中で身体をほぐして行くことで、硬直した心もほぐれてきます。
最近、ある精神科のお医者さんが、軽い心の障害の患者さんに「ラムサワーク」をご紹介して頂けるようになりました。少しでもそうした方々のお役に立てるように、さらにワークの内容を充実させて行きたいと考えています。
ramtha / 2006年1月14日