症例 07-04 「めまい」を起こす筋肉-胸鎖乳突筋 Tさん(50歳代)男性
これは私自身の体験です(^^ゞ
【症状】
・一週間ほど前から、身体をちょっと動かした時に、たまにフラッとするような感じがあった。
・2月16日の夜半、何か変な感じで眼が醒めた。
頭の中がグラ~っとしていて、目を開けてみると天井が回っていた。
・何が起きたのかが分からず、体位を変えようとしたら、グラ~っと目が回る。
・「めまい」は胸鎖乳突筋(耳の後から鎖骨にかけての筋肉)のトリガーポイントが起こすことがあるので、
左右の胸鎖乳突筋を触ってみると、強い圧痛点はないが、硬くなっているところがあった。
・その部分をゆっくりと指圧をしていると症状はだんだん落ち着いて来た。
(胸鎖乳突筋)
☆姿勢性の「めまい」のひとつである、
良性発作性頭位めまい症(寝たとき、寝返りをうったときにグルグルまわる「めまい」)が疑われる。
【経過】
・オステオパシーの「カウンターストレイン」という技術があり、
「めまい」は後頭乳突部に圧痛点が生じる機能障害であるとしているので、
後頭部を触診すると右の後頭乳突部に中程度の圧痛点があった。
頭を動かすと「めまい」が始まるので、右後頭乳突部の圧痛点を押すと「めまい」が消失することを確認。
・その圧痛点とそれに繋がる胸鎖乳突筋と頚板状筋をゆっくりとほぐすと「めまい」は治まって来た。
(頚板状筋)
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実は10年ほど前にも今回と同様の「めまい」が出た事がある。
その当時は身体の事について何の知識もなかったので、
ただじっ~っと横になってグラ~っとする「めまい」を我慢するしかなかったが、
今回は圧痛点を押すと「めまい」が消失する事が確認できたので気持ちが楽だった。
ramtha / 2007年2月18日